モウセンゴケ

モウセンゴケの育て方

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葉の表面がキラキラ輝く「モウセンゴケ」!

実は日本にも自生している最も身近な食虫植物です。

日本に自生しているモウセンゴケ「トウカイエンシス」

食虫植物の中では比較的に場所も取らず、育てやすい食虫植物です。

ただ、モウセンゴケは世界中に自生しており、自生地によって育て方もそれぞれです。

食虫植物を栽培するにあたっては、いかに自生地の環境に近づけられるかがポイントとなります。

そう聞くと、

種類ごとに育て方が違うなんて大変そう・・・

と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

しかし、いくら世界中に自生しているとはいっても、一般的に園芸店やホームセンターで販売されているモウセンゴケに限ると、育て方は大きく2パターンを知っておけば大丈夫です!

いがぐりボーイ
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店頭で売られているモウセンゴケは食虫植物の中でも育てるのが簡単なものが多いです!

今回は初心者の方が目にするであろうホームセンターや園芸店で購入できるモウセンゴケの育てるポイントを5つ紹介します!

この記事を読んでぜひモウセンゴケ栽培にチャレンジしてください!

こんな方に向けて
  • 食虫植物栽培を始めてみたい方
  • モウセンゴケの育て方にお悩みの方
  • 省スペース、低予算で食虫植物栽培に挑戦したい方
モウセンゴケを育てるポイント5つ
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モウセンゴケってどんな植物?

モウセンゴケの特徴

モウセンゴケはモウセンゴケ科、モウセンゴケ属に分類される植物です。

いがぐりボーイ
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栽培されている方の間では「ドロセラ」と呼ばれていますね!

自生地

屋久島に自生しているモウセンゴケ

南アフリカやオーストラリアに多く自生していますが、北極・南極を除く世界中に自生しています。

いがぐりボーイ
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日本にも自生しています!

虫の捕まえ方

蛾を捕らえたモウセンゴケ

モウセンゴケはいわゆる「粘着式」という方法で虫を捕らえます。

葉からは無数の腺毛が生えており、その先端から粘着性のある液体が分泌されています。

虫が触るとくっついて動けなくなり、そのまま消化吸収されます。

いがぐりボーイ
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虫を捕まえたところが一目でわかるのも魅力的ですね!

モウセンゴケの種類

先述した通り、モウセンゴケは世界中に自生しており、140種類以上が知られています。

自生地によって育て方も異なるので、購入前には育て方や必要な必要な設備を確認しましょう!

いがぐりボーイ
いがぐりボーイ

特にイベントや即売会では普段見られない珍しい種類のモウセンゴケが販売されています。

種類によってはそれなりの設備が必要な場合もあるので、一度調べてから購入することをオススメします!

冬にはムカゴで増殖するピグミードロセラ
花を咲かせたら枯れてしまう「D.burmannii」

ホームセンターや園芸店で販売されている種類は栽培が簡単なものが多いので特に大掛かりな設備は必要ありません。

モウセンゴケの育て方の基本

モウセンゴケは世界中に自生しており、自生地によって育て方もそれぞれ異なります。

ただ、ホームセンターや園芸店で販売されている種類に関しては冬の管理方法が2パターンあるだけで育て方は大体同じです。

この記事では一般的に店頭で購入できる種類に限って紹介していきます!

いがぐりボーイ
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一般的に販売されているものは丈夫な種類が多いので、初心者の方にもオススメです!

日当たり

他の食虫植物と同じくモウセンゴケも日当たり重要です。

冬以外はどの種類も屋外の日当たりの良い場所で栽培しましょう。

夏場に粘液が出にくくなったり弱っているようでしたら、遮光ネットなどを使って様子を見ましょう。

冬以外は屋外栽培の「D.capensis」

季節の管理

夏の管理

夏も基本的に直射日光で問題ありませんが、猛暑で腰水や鉢が直接温められると弱ってしまう可能性があります。

その場合は直射日光が鉢に当たらないよう工夫して管理しましょう!

いがぐりボーイ
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夏の管理についてはハエトリソウサラセニアと同じですね!

発泡スチロールによって直射日光が直接鉢や腰水に当たらないように管理

夏場は地面の熱で腰水が温まってしまいます。直接地面に置かず、台の上で管理することで地面から距離を取りましょう。

冬の管理

ホームセンターや園芸店で販売されているモウセンゴケは自生地によって冬の管理方法に大きく2パターン存在します。

  • 亜熱帯から熱帯に生息するグループ
  • 寒地から温帯に生息するグループ
亜熱帯から熱帯に生息するグループ
我が家では金属ラックを使った簡易温室で冬越しする「D.adelae」

アフリカやオーストラリアなどの温暖な地域に自生しているグループです。

彼らにとって日本の冬は寒すぎるので、寒くなったら室内に取り込んであげましょう!

ただ、ホームセンターで販売されている種類は頑丈なものが多いので、最低5~7度程度で越冬できます。

お住いの地域にもよりますが、室内の日当たりの良い場所であれば温室がなくても越冬できます!

主な種類
いがぐりボーイ
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温室などで加温してあげるとさらによく育ってくれます!

寒地から温帯に生息するグループ
冬は休眠する「D.binata(サスマタモウセンゴケ)」

日本を含む温帯に自生しているグループです。

彼らは寒くなると冬芽を作り休眠状態となります。

冬も屋外で管理してしっかりと寒さに当てましょう!

主な種類
  • D.spatulata(スパスラタ)
  • D.binata(ビナータ)
  • D.filiformis(フィリフォルミス)
  • D.rotundifolia(ロツンディフォリア)
  • D.tokaiensis(トウカイエンシス)

休眠中も水を切らさないように気を付けましょう。

水やり

サラセニアやハエトリソウと同じく、腰水がオススメです!

腰水

腰水は1~2cmほど水を貯めた受け皿の上に鉢を置き、鉢底から給水する方法です。

受け皿の水が減ったらまた受け皿に水を注ぎます。

深すぎる腰水は根腐れを起こすので注意しましょう。

用土

「絶対にこれ!」というものはありませんが、これから栽培を始める方は乾燥水苔がオススメです。

水で戻した乾燥水苔

水苔は保湿性と通気性に優れているため、食虫植物栽培の定番用土として使われています!

水で戻した水苔を根っこの周りを囲んで植木鉢に植え込みましょう。

いがぐりボーイ
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1年に1回を目安に植え替えましょう!

深すぎる購入時に埋まっている黒っぽい土は夏の暑さで腐敗しやすいため、購入後は水苔への植え替えをオススメします!腰水は根腐れを起こすので注意しましょう。

  • 観葉植物や家庭菜園で一般的に使用される培養土は使わないでください。
  • 肥料も不要です。

まとめ

今回はホームセンターや園芸店で購入できるモウセンゴケの育てるポイントを5つ紹介しました。

モウセンゴケを育てるポイント5つ

モウセンゴケは多種多様な種類が販売されており、自分の栽培環境やスペースで選べるのも魅力的です!

また、基本的に設備は不要なので、これから食虫植物を育てる方にもオススメの食虫植物です!

ホームセンターで購入した「D.hamiltonii(ハミルトニー)」

ぜひ皆さんもモウセンゴケ栽培を楽しんでもらえればと思います!

また、皆さんの栽培環境もコメント欄から教えていただけると幸いです!

以上、いがぐりボーイでした。

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ABOUT ME
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食虫植物を育てて5年の会社員です。 休日は植え替えや園芸店巡りをして楽しんでいます。 お気に入りは ネペンテス・アンプラリア。 初心者にもわかりやすい育て方を発信しています。
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