モウセンゴケの冬越しについて


皆さんこんにちは!
趣味で食虫植物の栽培をしている「いがぐりボーイ」です!
このブログでは初心者向けの食虫植物の栽培について紹介していきます!
前回は食虫植物ごとの冬越し方法についてご紹介をしました。
その際にざっくりとしか触れなかったモウセンゴケ(ドロセラ)の冬越しについてご紹介します!

一言に「モウセンゴケ」といっても、種類が豊富で200種類以上が確認されています。
また、世界中に自生していることもあり、自生地によって育て方も異なります。

以前、私も冬場の管理方法を誤って危うく枯らしかけました(汗)
そこで、この記事では種類ごとのモウセンゴケ冬の管理方法を紹介します。
この記事を読むと、
そんな方でも安心してモウセンゴケを冬越しさせることができるようになります!
なお、この記事の結論は下記の通りです。
- 1年中成長するグループは室内(または温室)で管理
- 冬季休眠するグループは屋外でそのまま管理
ベランダや庭での屋外栽培を検討されている方は②のグループから選ばれるのがいいかと思います!
逆に一年中成長を楽しみたい方は①のグループがオススメです。

なお、今回も夏に園芸店やホームセンターで販売されている普及種に絞って紹介をしていきます。
そもそもモウセンゴケってどんな植物?
分類・自生地
モウセンゴケとは、モウセンゴケ科ドロセラ属に分類される植物で日本を含め世界中に分布しています。
特徴
葉から無数の腺毛が生えており、そこから粘着性のある消化液が分泌されています。
この粘液でハエや蛾などの小さい虫を捕らえ、ゆっくり消化吸収していきます。

ただ、虫にとっては恐怖でしかないこの植物も、光に当たると粘液がキラキラととても美しく輝きます。

また、成長するととてもきれいな花を咲かせるため、鑑賞価値も高い食虫植物ではないでしょうか。

園芸店で売られているモウセンゴケの育て方は2パターン
世界中に自生していることもあり、育て方も実に様々です。
しかし、ホームセンターや園芸店で一般的に販売されている種類に限ると育て方は大きく2パターンしかありません。
- 1年中成長するグループは室内(または温室)で管理
- 冬季休眠するグループは屋外でそのまま管理
この2つのグループの違いは自生している地域です。

自生している地域が日本と近い環境であれば、冬も屋外でそのまま栽培することが可能というわけです!
逆に、日本と異なる環境に自生している種類にとって日本の冬は少し過酷な環境となります。

モウセンゴケは頑丈なものも多いため、そこまでシビアに管理しなくても何とかなることも多いですが、できれば過ごしやすい環境を作ってあげたいですね!
1年中成長するグループ

1年中成長するグループは主に南アフリカやオーストラリアの温暖な地域等、亜熱帯から熱帯に生息しています。
そのため、冬は室内に取り込んで寒さから保護してあげる必要があります。
温度の目安は種類によって異なりますが、最低5~7度以上で越冬できる種類が多いようです。

ウツボカズラほどは寒さに弱くはないので、本格的な温室が無くても冬越しできます!
冬季休眠するグループ

対して、冬季休眠するグループは主に寒地や温帯の地域に生息しています。
このグループに分類されるものの中には日本にも生息しているものも含まれています。

私も屋久島に旅行に行った際、水が滴る岩場に自生しているモウセンゴケを発見しました!

つまり、日本の冬でも特に問題なく屋外栽培することができます!
これらのグループは冬になると冬芽を形成し、春になると再び成長を再開します。

寒くなっても置き場所を変えないことがポイントです!

このグループの中で園芸店やホームセンターで見かけるのは、サスマタモウセンゴケ(D.binata(ビナータ))ぐらいだと思います!

まとめ
今回はホームセンターや園芸店で販売されているモウセンゴケの冬の管理方法について紹介しました。
- 1年中成長するグループは室内(または温室)で管理
- 冬季休眠するグループは屋外でそのまま管理
ベランダや庭での屋外栽培を検討されている方は②のグループから選ばれるのがいいかと思います!
逆に一年中成長を楽しみたい方は①のグループがオススメです。
ご自身の環境に合ったモウセンゴケを見つけてぜひ皆さんも栽培にチャレンジしてみてください!
以上、いがぐりボーイでした!